手綱を短く持ちすぎてしまう |
こんにちは。いつもHP楽しく拝見しています。 早速相談いたしますが、どうも手綱を短く持とうとしてしまうようで、気がつくと馬の口が堅くなっています。馬が暴走したときにいつも長手綱で乗っていたため、手綱でコンタクトが全く取れなかった恐怖と、ハミ受けができるようになったところなので、馬が前に出てくるとついその形にしたくなってしまうところが心理的な原因として思い当たります。よくよく考えるとハミ受けするほど馬の背中がストレッチされるような準備運動もできていません。 どのように練習をすればちょうど良い長さで人馬共にリラックスして乗れるでしょうか?長めに持つとコンタクトが取れないのではないかと不安で、ハミ受けもできないと感じます。よろしくお願いいたします。 (20代・女性・乗馬歴2年) |
ハミ受けは馬術の究極であり、名人でない限り上級者であっても悩むことです。私などは今だに悩み続けています。馬の口から何cmの長さが良いなどと書いている解決書も見たことがありません。 手綱は短く持つ方が馬の口とコンタクトを取るのに有利ですが、適度な長さは馬によっても、同じ馬であっても状態によって異なります。そこで、手綱の長さは馬との相談によって、決めていくのが良いです。 「この長さで苦しくないかい。もう少しつめても大丈夫かい。」といった感じです。あなたが気づいているように、馬の背がストレッチされれば、馬は手綱を短く持つことを受け入れるでしょう。 そのためにあなたが習得すべきことは、手綱を短く持ち替えるときに馬に違和感を与えないフィンガーテクニックです。 手綱の長さは騎乗中常に変えてもOKです。騎乗後半により短い手綱を馬が受け入れ馬の口角に泡が吹いてくるチューイングビットの状態であれば成功です。 (ジョーバ博士) |