障害の踏み切りについて
 障害の踏み切りについてお教え下さい。私はレッスンで50〜80cmくらいの障害を跳んでいるのですが、踏み切り位置を合わせることができません。
 合わないと思ったら「手前で歩度を伸ばす、詰める」で調整しろといわれるのですが技術的に難しいです。踏み切りを馬に任せるなんて良い馬の話だから、ここでは乗ってる人が調整しないと駄目だと指導員にはいわれます。やはり手前での歩幅調整は必須なのでしょうか?馬場のレッスンで身につけないと障害は無理ですか?
 試合などでは踏切が合わないなんてことはないのに。跳ぶ体勢にうまく導けないから馬が跳ぶことに積極的になっていないのかとも思い、バランスや障害に向かう速度などを気をつけているつもりなのですがあまり変わりません。

(50代・乗馬歴8年)
 結論からいうと障害手前で歩度を伸ばしたり詰めたりすれば、馬は踏み切り位置を自ら決められなくなり馬の邪魔をすることになるので、むしろしない方が良いでしょう。一定ペースで向けるのが基本です。
 乗り手が踏み切り位置を指示するのではなく、馬が踏み切りを合わせやすいように障害に誘導してあげることが大切です。
 そのために一番大切なのはペースです。駈歩で分速350〜360m、速歩で分速220〜230mで向けたときに一番踏切が合いやすくなります。試合で規定時間に合わせて走行すれば自然とそのペースになりますから踏切が合いやすいのです。
 練習で1箇2箇の障害を飛ぶとペースが遅くなりがちで踏切が合わなくなります。(早すぎてもうまくいきません)ペースをつかむためにキャバレッティは良い練習方法です。

(ジョーバ博士)


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