正反動の練習はまだしなくていいのでしょうか?
 某大手乗馬クラブに通って1年半になります。ちょうど100鞍くらいです。常歩、速歩、駈歩を部班で練習し、最近は広い馬場で馬を蹄跡で歩かせる、2湾曲、3湾曲の練習、軽い脚での練習と少しずつ変わってきました。
 ところでよその乗馬クラブのことをお聞きしたいのですが、正反動の練習はまだしなくていいのでしょうか?馬の背中を痛めたくないというのもあるみたいで、なかなかその練習はしません。たまに号令もでますが、普段やらないのでできるわけもありません。そしてそれも、ほんの数メートルで終了します。
 練習する時期というのはあるのですか?馬の背中を痛めるので、初心者の自分がどうしてもやりたいとは考えてはいませんが、他ではどうなのかなと疑問に思ってメールさせていただききました。よろしくお願いします。

(乗馬歴1年半・100鞍)
 私のクラブでも、あなたのところと同様に初心者には正反動を要求しません。理由は2つあります。
 1つは指摘のとおり馬の背に負担がかかるからです。
 もう1つは初心者が正反動練習をすると、身体を固くしてしまったり、苦痛から逃れるために腰が引けてしまったり、(お腹で反動をぬく)悪い癖が付くおそれがあるからです。
 正反動で乗れるようになるためには、2節(2拍子)のリズムを体が覚えることが必要で、時間がかかることを覚悟して下さい。今のレッスンを続けて努力するうちに、いつか楽に正反動で乗れるようになります。(軽速歩で乗るときには必ず手前を合わせられるようになりましょう)

(ジョーバ博士)


戻る