続・ツーポイントでの脚の使い方
 先日ツーポイントのときの推進について質問をさせていただいた者です。(2014年12月20日掲載分)
 ジョーバ博士から返事をいただいた後、自分なりに考えてみました。競馬の騎手がどうやって馬を追っているのかは、動画などを見てもいまいち分かりませんでした。少しだけ思ったのは、ツーポイントのときは鐙に乗る力が、シートしているときよりも重いので、それを利用するのかなと思いました。でもそれが馬を追う力になるのかはわかりません。
 馬に気持ちよく運動してもらうために、教えていただけますか?
 よく観察しましたね。ほぼ正解です。騎手が馬を追うときには、腰の上下の動きが大きくなっています。膝の屈伸を大きくして(リズムに合わせて、鐙を踏む力を強くして)馬がより背を使うことを要求しているのです。乗り手の上下の重心の動きを大きく、強くして、推進しているわけです。
 地上でツーポイントの姿勢で膝の屈伸運動をして、騎手になったつもりでイメージを作ってみましょう。ただ馬の上で行うときに気をつけなければいけないのは、重心の上下の動きが馬のリズムと合っていることと、重心が前後左右にブレないことです。(この辺は練習あるのみ)乗って試してください。
 また馬に背を使わせるという意味では、スリーポイントの方がより効果的だといえますが、障害の経路走行では、必要に応じてツーポイントとスリーポイントを使い分ければ良いと思います。(その辺が上手な乗り手のテクニックです。)

(ジョーバ博士)


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