輪乗りについて |
以前ツーポイント中の推進の仕方について質問させていただいた時は、わかりやすい説明をありがとうございます。 輪乗りについての質問です。大学馬術部に入って4年になります。情けないことに未だに輪乗りが上手く描けません。私が担当している馬で速歩の輪乗りをしている時に、右手前は内方脚を使って内方姿勢を取ることができるのですが、左手前では馬が肩を張って、どんどん外にはみ出してしまいます。 左手前では自分でも外の手綱(右手)が張れていないということはわかるのですが、それの直し方がわかりません。自分が傾いているのかなと思い、ビデオなども見るのですが、見た目ではあまり傾いていない気がします。 何か良い練習方法、気をつけることなどがあれば教えていただけますか? (22歳・女性・乗馬歴6年) |
あなたが乗っている馬のように、首は向けやすいが馬体が曲がりづらく、肩から逃げる傾向のある馬はいます。乗り方をどうするかというより、馬体を柔らかくする調教が必要がありそうです。 一番有効なのは「肩を内へ」の運動ですが、そうした馬では首だけ向いて、ショルダーインになっていないということが起こりがちです。他の人に見てもらったり、ビデオを撮ったりして最初角度は浅くてもよいですから、内方前肢が内側に入っていることを確認しながら行ってみてください。 また輪乗りでは、首はほとんど内方に向けずに、脚を強めに使って馬体を曲げるようにしてみてください。 (ジョーバ博士) |
返信ありがとうございます。 左手前では外にはみ出しそうな時は、外側の脚で抑える感じで乗れば良いのでしょうか? 左手前では輪乗りの開閉を入れてもすぐ膨らんでしまい、なかなか同心円が描けないのですが、初めは肩内で馬の身体を柔らかくしていけば小さい回転も行えるようになっていきますか? |
輪乗りで肩から逃げる場合は外方手綱、腰から逃げる場合は外方脚で押さえます。この時、内方脚で推進しながら対応します。 あなたが乗っている馬が腰が外方に逃げる傾向があるのであれば、「肩を内へ」と運動と共に、「腰を内へ」の運動も有効でしょう。 どちらにしても、馬が側方屈とうが十分にできないことが原因と思えますので、気長に繰り返し、馬体のストレッチを行ってください。 (ジョーバ博士) |