扶助が伝わらなくなる原因について
 最近頻繁に乗っている馬で、レッスンの最初は脚や鞭に反応し、緩んだ常歩の際に扶助をすればはっと動きを変えてくれます。しかし途中に休憩が入り、再び元気な常歩にしようと扶助をすると、鞭を入れてもびくともせず、てろてろ歩き続けてしまうことがしばしばです。
 このような場合、ひたすら鞭を入れても変化がなく、気づいたインストラクターの方が追い鞭や舌鼓をしてなんとか元気になります。なお、速歩の扶助には応じてくれます。
 レッスン中にやる気をそいでしまっているのでしょうか?インストラクターの方には気迫で動かしましょうと言われていますが、原因がわからず混乱しています。

(29歳・女性・乗馬歴1年)
 ワンレッスン(通常45分)、連続して集中した運動を続けることは、人馬共に難しいので、数回手綱を伸ばした常歩で休憩を入れることになると思います。その後、馬は終わったものと思って、動きが悪くなることはよくあります。
 休憩前の運動が充実していれは自由常歩は活発に動くはずですが、もしそうでければ脚や場合によっては鞭を使って積極的に動かすようにしましょう。
 自由常歩は馬の勝手気ままな常歩ではなく、リラックスして活発に歩く運動だと乗り手が理解してください。

(ジョーバ博士)


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