前進気勢をつくるのは、脚で追うしかありませんか? |
常歩、速歩、駈歩とありますが、特に常歩で前進気勢を生み出すためには、かなり脚で追わなければいけません。いったん前進気勢になっても、脚を緩めるとすぐにダラダラになってしまいます。脚で追うことだけではないのでしょうか?また、脚で追いきれない場合は長鞭などを利用するしかないのでしょうか? (38歳・女性・乗馬歴5年) |
速歩、駈歩では乗り手は馬に合わせてリズムをとっています。そうしなければ馬の反動で跳ね上げられてしまうからです。 常歩の反動は大きくないので、リズムをとらなくても乗っていられますが、その時の馬の背は停止の要求を感じでいるのです。当然脚や鞭で追わなければだんだんゆっくりになり、やがて止まってしまいます。 一方、乗り手(人間)は、2本歩行ですので2節の動きにはつきやすいのですが、4節のリズムをとるのはなかなか難しいのです。 そこで、4節のリズムを実感するために、やや座骨を浮かした状態で乗ってみてください。(速歩に慣れるために2ポイントで練習したことがあると思います。それを常歩でやるわけです) もちろん、推進が落ちたら脚や鞭で馬を追ってください。そしてまた座骨をやや浮かせてください。脚をひんぱんに使わなくても、一定の推進が保てるようになるまで練習してみてください。 (ジョーバ博士) |