リズムについて     

       軽速歩について

   乗馬姿勢について

      ティタイム

    
ナチュラルバランスについて

扶助と副扶助について
   

 レッスン1  リズムについて      TOPへ
   
   今回はリズムについてお話しましょう
  これはとても重要なことですよ。きちんとリズムに乗りながら、馬に乗ってくださいね。
  
常歩は4拍子です。1・2・3・4と数えながら乗ってください。
  体の力を抜いてリラックスしながら随伴をとってください。ただし、お尻をかたくしたり、
  背中を丸めちゃダメです。
  
速歩は2拍子です。1と2と数えながら。軽速歩は必ず手前をあわせてください。
  乗り手が立つと坐る時間が違ったらできないです。軽やかにお願いします♪
  
駈歩は3拍子です。1 2 3とワルツの感じで乗ってください。そよ風のごとく・・・。
  
停止はリズムを止めることです。音楽でいうと休符かな・・・。
  人馬でリズムに乗りながら楽しんでくださいね。


    



 レッスン2  軽速歩について         TOPへ
 
    今回は軽速歩についてです。
   皆さんはどうやっていますか?最初の乗馬教室の時にお教えしましたね。
   1と2、1と2、そう、
2拍子のリズムですね。思い出しましたか?
   足でポンとすると、馬が速歩を出してくれて、それで人間が弾んじゃって・・・。
   それをどうするかというと、立って坐って、立って坐ってと。なかなか上手くいか
   なかったですよね。でも、ちょっとできたら馬がブヒヒといって鼻をならしてくれ
   ましたよね。そう、
軽速歩は人馬で息をあわせるのですね。では、ちょっと復習
   してみましょう!拳、騎座、脚にわけてみます。
   
まずは拳。どうしても坐って立ってすると、拳が上げ下げしてしまいます。拳は
   馬のハミを感じながら一定にしてね。肩とひじの力を抜いていれば自然に分か
   ってきます。でも、もしもわからなくなってしまったらご心配なく、拳でたてがみの
   根元をつかんでみたり、サドルホルダーをつかんでみたり、立った時に拳をさげ
   るようにするとひじの曲げたり伸ばしたりするのがわかってきます。手が短い人
   はこれをすると、どうしても体が前傾姿勢になりがちだけど、重心が前にかから
   なければ大丈夫!立った時に拳を下げるようにすると、ひじの曲げたり伸ばした
   りするのが分かってきます。
   
次は騎座。つまり鞍に座っているところです。腿の内側面と坐骨があるところです。
   ここはとっても大事なところです。 ライダーと馬が一番広く密着しているところだからです。
   馬と話合いの出来るところです。人間のおしりがとんがっていた場合、馬は「この人
   は何を考えているのだろう?」と思ってしまうのです。おしりはSoftに座った時両方
   の坐骨で軽く鞍にKissするようにです。軽速歩の手前については、馬の外側の前肢が
   上がる時に人間は立つのですが、何故決まっているのか知っていますか?馬に座った
   時に脚を使って馬を推進するのですが、それによって立つ時に、内方の後肢が踏み込
   んできます。両手前、リズムよくお願いします。
   
次は脚。座って立ってしている時、脚は前後に動いていませんか?膝と足首が固
   まっているとそうなりがちです。乗る前によくストレッチをしてくださいね。
   では、馬と楽しくやってみてくださいね。



     
 レッスン3  乗馬姿勢について   TOPへ

    今回は乗馬姿勢についてです。
    皆さんは、乗馬以外の普段の時に姿勢がいいですか?立っている時、座っている時 
   ・・・・・?背筋をピンと伸ばしていますか?馬に乗った時にだけきれいな姿勢をとろうと
   思うと、肩や腰などが硬くなってしまい、人馬一体とはなれませんよ。だから日頃から
   きれいな姿勢をとってみてください。そうしたらその姿勢が一番楽な姿勢になりますよ。
   ところで、これで終わりにしてはいけませんね。では、乗馬の姿勢を勉強していきま
   しょう・
   馬に乗るときにまず大事なのは、
鞍つぼに座るということです。そして、自分の頭、
   腰、かかとが一直線上にある
ことです。その状態で、肩、腰、ひざ、足首の力を抜ける
   ようにしてください。そして馬の揺れを感じとってください。そして、馬と一緒に動きます。
   まず、常歩,次に速歩、次に駈歩。決して先走ってもだめですよ。また、遅れてもだめで
   すよ。
大事なことは、馬と一緒ということです。自分は馬に乗っているのですから。そし
   て馬を止める時はその揺れを止めます。
   では、皆さん人馬一体を目指して頑張ってくださいね。スーっと気持ちが交わる時があ
   るかもしれませんよ。そしてその時は思いっきり馬を愛撫してください。あなたも馬乗り
   に一歩近づいたかもしれません。




 レッスン4  ティタイム      TOPへ

     今回はティタイムとしましょう。
   
体を楽にして読んでみてください。では体をほぐしましょう。
   まず深呼吸を3回しましょう。リラックスできましたか?
   頭の上で手を組んで、背筋を思いっきり伸ばしましょう。この時、かかとをつけてゆっくり
   行ってください。首、肩、手首、足、足首を回してください。ひざに手をおいて屈伸運動。
   必ずかかとは床にくっつけてくださいね。足を開いてアキレス腱を伸ばしてみましょう。
   ひざの後ろの筋を伸縮自在にしてください。
    さぁ、これで乗馬を楽しんでください。馬と一緒になってリズムがとれると思いますよ。
   日頃体を動かさない生活習慣が一般的になってきました。健康的な体になりましょう!
   ちなみに私、ハッピィは若馬と一緒になって走り回っても、まだまだ負けていませんよ。


 レッスン5  ナチュラルバランスについて   TOPへ
   
    今回はナチュラルバランスについてですよ。

   これは馬をコントロールする上でとても役にたつことです。試してみてくださいね。
   私たち馬は、人のいうことを聞いて(扶助を通して)歩いたり、走ったり、止まったりします。
   でも、それをやれといわれているのはわかるのですが、できない時もあります。それは私
   たち馬のバランスが崩れている時です。どうしても人が上に乗ると前に崩れたり、左右に
   崩れたりします。そうすると動きづらくなったり、止まりづらくなります。そうするとどうしてい
   いかわからなくなってしまいます。
    では、
一番動きやすい時はどういう状態の時でしょうか馬の四本足に均等に乗り手と
   馬の体重がかかる状態の時です。
乗り手からみると馬の首がきこうからやや上にありま
   す。きこうよりも首が下の方にあると、前脚に重心がかかってしまいます。この時、地面に
   対して額が垂直の方がこぶしのスナップだけで意思が伝わるので馬にとってはわかりやす
   いのです。また、馬が額を上げている時は、乗り手の扶助を受け入れられませんという馬
   のアピールです。このようなことに気をつけて乗ってくれると、私たちは素直にあなたの扶
   助を受け入れることができて、お互いに楽しく運動できます。これをナチュラルバランスと
   いいます。
    さて、ナチュラルバランスといっても、馬術的に未調教な新馬(乗馬用に作られた調教さ
   れていない馬、競走馬から転用されたばかりの馬も同様です)でしょうか?そうではなく、
   人が乗って三種の歩様や障害飛越が乗り手の正しい扶助によってできる最も基本的な
   乗馬のバランスのことを意味します。私たち馬は、調教を受けて騎手を乗せて、その人の
   体重負担がかかった状態で運動できるために改善されています。私たちはナチュラルバ
   ランスを何年もかかって会得してゆくものなのです。ですから、乗り手の人たちは、運動
   に合わない重心の転移や、急激なハミに対する扶助(口を急に引っ張って曲がれといった
   り、唐突にハミを外されること)には充分気をつけてくださいね。私たちは本当に戸惑って
   しまいます・・・。
    乗り手と馬とがハーモニーをかもし出すような運動ができれば、どのような運動でも初心
   者の方から上級者の方まで充実した時間を作
れると思います。


 レッスン6 主扶助と副扶助について   TOPへ
 

   
     今回は主扶助と副扶助についてです。
    皆さまが知っているとおり、馬に何かの運動を要求するために使う馬へのメッセージが扶助です。
   
拳、騎座、脚が主扶助です。副扶助には音声、拍車、鞭などがあります。
    正しく調教された馬であれば、乗り手の主扶助に対して瞬間的に理解し、要求された通りの運動を
    行うはずです。馬と乗り手がいつもそうした状態であれば、何の問題もおこりません。
      しかし、しばしば(あるいは常時)問題が発生します。乗り手の意思が馬に正しく伝わらない、とい
    う問題です。それはあなたにとっては、馬の乗り手に対する反逆としか思えないようなこともあるかも
    しれません。その時あなたが良い乗り手であれば、逆上してはいけません。
     あなたの言葉(主扶助)が理解できない(ほとんどの場合、扶助の使い方が正確ではない)時に、
    音声によって励まされたり、軽く鞭を使ってたしなめられたり、不正確な脚に対する明確な助言とし
    て拍車を使われることに対しては、私たち馬は私たちに対する愛情が伝わっているならば、寛容な
    精神をもっています。
     でも、もし親の仇のように鞭打たれたならば、絶対に許すことはできません。上手に副扶助を使って
    ください。最も誤解のない方法は音声による方法です。なぜならば私たちは人間の言葉はある程度、
    理解できるからです。
      馬へのメッセージに音声が入ったでしょうか?その音声がいらなくなった時には、あなたはきっと馬
    と上手くいっているでしょう。



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